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【例文あり】システム導入で反対されない稟議書の書き方。現場も経営層も納得するコツ|経費精算編

  • 3月30日
  • 読了時間: 6分
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「現場の負担を減らすために新しいシステムを導入したいけれど、稟議でいつも落とされる……」


「経費精算のデジタル化が必要なのに、どう書けば経営層が首を縦に振ってくれるのかわからない」


バックオフィス部門の皆様から、このような切実なご相談をいただくことは少なくありません。 人手不足が深刻化する現代において、システム導入やSaaSの活用は、単なるIT化ではなく、企業の成長を加速させるための重要な「バックオフィス戦略」そのものです。


しかし、どんなに優れたツールであっても、その価値を正しく伝える「稟議書(りんぎしょ)」が不十分であれば、導入は実現しません。


本記事では、レジリエント株式会社の「オフィス番」として、数多くの企業のバックオフィス改善・SaaS導入を支援してきた知見を活かし、反対されない稟議書の書き方のポイントを、経費精算業務を例にした具体的な例文付きで徹底解説します


Contents

  1. なぜあなたの稟議は通らないのか?よくある失敗原因

    ① 「現場の楽さ」だけを強調している

    ② リスクに触れていない

    ③ 比較検討が不十分

  2. 経営層が「YES」と言う稟議書の5大構成要素

    ① 導入の目的と背景(現状の課題把握)

    ② 解決策としてのシステム選定理由

    ③ 投資対効果(ROI)の算出

    ④ 導入スケジュールと運用体制

    ⑤ リスクとその対策

  3. 【例文】そのまま使える!経費精算システム導入の稟議書テンプレート

  4. 現場の反対を「協力」に変えるためのポイント

  5. まとめ|反対されない稟議書は「設計」で決まる


なぜあなたの稟議は通らないのか?よくある失敗原因

稟議書を作成する前に、まずは「なぜ否認されるのか」という理由を知ることが近道です。 多くの企業を見てきた中で、失敗する稟議には共通する特徴があります。


① 「現場の楽さ」だけを強調している

「入力作業が減って、私たちが楽になります」という主張だけでは、経営層はなかなか動きません。 経営層が求めているのは、その「楽になった時間」で「どれだけの利益を生むか」、あるいは「どれだけのコストを削減できるか」という投資対効果(ROI)です


② リスクに触れていない

新しいシステムへの移行がスケジュール通りに進むか、既存データが正しく移行できるかや、稟議の起案部署以外の部門が逆に不便にならないかなどは、経営層にとって懸念となります。 これらを隠さず、あらかじめリスクを提示し、専門家による伴走支援などを含む対策までセットで提示するのがプロの仕事です


③ 比較検討が不十分

「有名なツールだから」という理由だけでは不十分です。 なぜ他社製品ではなくそのシステムなのか、価格・機能・サポート体制の観点から論理的に比較されている必要があります


経営層が「YES」と言う稟議書の5大構成要素

通る稟議書には、以下の5つの要素が論理的に配置されています。


① 導入の目的と背景(現状の課題把握)

まずは「今、何が問題なのか」を明確にします。


例)

  • 経理業務においてDX化が進まず、情報が分散している。

  • 手作業が多く、ミスや対応漏れが頻発している。

  • 特定の人しか業務ができず、属人化のリスクがある。


② 解決策としてのシステム選定理由

数あるシステムやSaaSの中から、なぜその商品を選んだのかを説明します。


  • 機能:自社の課題解決(自動化、可視化など)に必要な機能が備わっているか。

  • UI/UX(使用感):現場の社員がスムーズに使いこなせる操作性か。


③ 投資対効果(ROI)の算出

ここが稟議の肝です。


見せ方の一例)

  • 定量的効果:残業代を年間〇〇万円削減できる、月次締めが〇〇日早まる。

  • 定性的効果:内部統制の強化、社員が本来のコア業務に集中できる環境の整備。


④ 導入スケジュールと運用体制

「いつまでに導入し、誰が定着を支援するのか」を示します。 システム導入の失敗は「定着」への準備不足が最大の原因です。 現場研修やマニュアル作成の計画も盛り込みましょう。


⑤ リスクとその対策

「導入初期は並行稼働で一時的に工数が増えるが、〇ヶ月目には効率化のメリットが上回る」といった、現実的な見通しを伝えます。


【例文】そのまま使える!経費精算システム導入の稟議書テンプレート

全社員に関わる「経費精算のデジタル化」を例にした、そのまま使えるテンプレートです。


【記載例】件名:経費精算システム導入による業務効率化および内部統制強化の件


1- 目的と背景

現在、当社の経費精算業務は紙の領収書の貼付や手入力による管理で行われており、以下の課題が発生しています。


業務の非効率:全社員〇年〇月は〇時間。年間平均〇時間/月

ミスの頻発:入金確認や消込処理の漏れが発生し、経理側の確認作業が膨大になっている。

属人化のリスク:担当者1名に業務が集中しており、急な欠員時に業務が止まる懸念がある。


2- 提案内容

上記課題を根本から解決するため、AIによる自動読取機能(OCR)および、カード連携機能を備えたシステム(SaaS)「〇〇(製品名)」を導入します。


3- 選定理由(比較検討結果)

計3社のツールを比較した結果、以下の理由で「〇〇」を選定しました。


操作性:スマホで撮影するだけでデータ化でき、ITに不慣れな社員でも迷わず申請できる。

連携性:既存の会計ソフトとシームレスに連携でき、二重入力を撲滅できる。


4- 期待される効果


コスト削減:申請・承認・確認の工数を月間〇〇時間削減。年間で約〇〇万円相当のコストカットを実現。

ガバナンス強化:手作業によるミスを排除し、システムによる自動チェックで不正や過誤を未然に防止する。

経営スピードの向上:経費データが即座に可視化されることで、正確な収支把握をスピーディにする。


5- 費用


初期導入費用:〇〇円

月額利用料:〇〇円(※約〇年で投資回収が可能)


6- 導入スケジュール


202X年〇月:初期設定・運用ルール策定

202X年〇月:社員トレーニング・現場研修の実施

202X年〇月:本番運用開始



現場の反対を「協力」に変えるためのポイント

稟議を通す際、経営層だけでなく現場スタッフの心理的ハードルを下げることも重要です。


レジリエントの「オフィス番」が支援する際は、必ず「徹底的な現状把握とヒアリング」からスタートします。 「今の作業のどこが一番面倒ですか?」「どんなツールなら使ってみたいですか?」と現場を巻き込むことで、システムを「押し付けられたもの」ではなく「自分たちの仕事を助けてくれるもの」へと意識を変えていくのです。


まとめ|反対されない稟議書は「設計」で決まる

システム導入の稟議が通らない原因は、「現場の楽さ」だけの訴求や情報の不足にあります。重要なのは、経営視点での投資価値を論理的に示すことです。


通る稟議書には、「課題の明確化」「選定理由」「ROI」「導入体制」「リスク対策」という5つの要素が不可欠です。さらに、現場を巻き込みながら進めることで、反対を協力へと変えることができます。


稟議書は単なる申請書ではなく、企業の成長を実現するための設計図です。適切に設計された稟議こそが、システム導入を成功へと導きます。


貴社の成長を加速させるパートナーとして

私たちレジリエントのビジョンは、「バックオフィス業務の最適化を通じて、企業の成長を加速する」ことです。


システムやSaaSの導入によって生まれた「余白の時間」を使い、経理担当者が過去の数字の整理ではなく、未来の経営判断のためのデータ分析に回れるようになる。 経営者や社員の皆様が、本来の夢や挑戦に専念できる社会を創ることこそが、私たちの使命です。


「自社だけで稟議を通す自信がない」

「どのシステムが最適かわからない」


そんなときは、ぜひ私たちプロにご相談ください。 ツールの選定から、現場に定着して“使われる状態”になるまで、一気通貫で伴走します。

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